VP6にてエンコードする

インストール
まずは、On2にてVP6をダウンロードしましょう。
インストール後は日本語化工房-KUPから日本語化パッチをダウンロードし、
Windowsフォルダ->System32フォルダ内のvp6dec.axとvp6vfw.dllにパッチを当てる。
特徴
・VP6支持のEVDが崩壊寸前…。生き残るか謎。
・ソースに忠実。中ビットレートでは結構良い成績を残す。
何も考えずに使う方へ (1パスエンコード時)
@Generalタブにて「One Pass Best Quality」を選択する。
AGeneralタブにてキーフレームの間隔(最大)を9999にする。
Bビデオの圧縮ウィンドウにてデータ率を決める。
Cビデオの圧縮ウィンドウにてキーフレームを9999にする。
Dエンコード開始
エンコードモード
 Realtime / Live Encoding : 平均データレートを指定してエンコード処理をします。
高速のエンコードとなり、速度は「Good Quality Fast Encord」の2倍速い。

 Good Quality Fast Encord : 平均データレートを指定してエンコード処理をします。

 One Pass - Best Quality : 平均データレートを指定してエンコード処理をします。
上記項目よりも遅いが高画質に仕上がる。速度は「Good Quality Fast Encord」の1.5倍遅い。

 Two pass First-pass: 2-passの1回目の処理。
擬似的にエンコードをして一度動画を解析します。
解析結果はfpfファイルに記録されます。容量を指定したいときに使うといいでしょう。

 Two pass Second-pass - Good Quality : 2-passの2回目の処理。
1回目の解析を記したfpfファイルを基に2回目のエンコードをします。
1passに比べると精度の高いVBR処理になります。またfirst-passと同じ設定にする必要があります。

 Two pass Second-pass - Best Quality : 2-passの2回目の処理。
1回目の解析を記したfpfファイルを基に2回目のエンコードをします。
1passに比べると精度の高いVBR処理になります。またfirst-passと同じ設定にする必要があります。
上記項目よりも遅いが高画質に仕上がるはずだが、速度は「Two pass Second-pass - Good Quality」と大して変わらない。
利用用途
ストリーミング : CBRでエンコードをする。データレートは均等になるようにエンコードをする。
ローカルで再生 : VBRでエンコードをする。データレートは各画像に割り当てられる量が違う。通常はこっちを選択しておく。
ソース
使用ソースを選択します。

[プログレッシブ]
プログレッシブ形式、つまりノンインーターレース形式でエンコードされている用のチェック。
通常はこれをチェックしておく。

[インターレース]
インターレース形式でエンコードされたソースを、
インターレースの解除をせずにエンコードする。
ノイズ低減
「オフ」〜「6」まで選択可能。画像の違いは「データ容量と画質の比較 (VP6)」参照のこと。
アニメなら2〜4にしておけば多少ノイズが取れてよくなる。実写ならオフが無難。
自動キーフレーム挿入
シーンチェンジが合った場合、自動でキーフレームを挿入するか。チェックしておく。
キーフレームの間隔
指定フレーム数ごとにキーフレームを挿入するようにする。
シーンチェンジにのみキーフレームを作る場合は9999にする。
また、この設定とビデオの圧縮ウィンドウの値の小さい方が優先される。
Undershoot
目標データ容量よりエンコード中のデータ容量を低くすることで、
動きの激しいシーンに多くデータ容量の割当をすることができる。
量子化設定を適用
量子化行列の設定をするところ。
4〜63が最小データ容量にする時の最適値とVP6のPDFで言っています。
デフォルトの4〜56と大差が無いように見えるので、変更しないで良いでしょう。
パフォーマンス
高速から高画質まで5段階に分けて選択が可能。
とある動画のエンコードをしたところ高速の場合は27fps、高画質の場合は18fpsと差は1.5倍程度となる。
一時サンプリング
目標データレートに合わせるため、
動きの激しいシーンで一部のフレームをNULLフレームにするかの設定。
有効にしておくとダウンウォーターマークの値によりフレームを欠落し、
NULLフレームを挿入することで目標データ容量に合わせるようにする。

ダウンウォーターマーク
フレームをNULLフレームにする際の最高上限率を決める。
デフォルトの20%の場合は、目標データレートより20%以上になりそうな場合
動きの激しいシーンで、一部フレームを欠落させてNULLフレームを入れるという意味。

データレート自体かなり下げないとこの機能が働かないので、ストリーム向け。
そのため通常はチェックする必要が無い。
ちなみに確認したのはデータレートを10KB/sにした時に
動きの激しいシーンでは、4フレーム中3フレームがNULLフレームとなっていた。
空間リサンプリング
目標データレートに合わせるため、動きの激しいシーンでリサイズするかの設定。
再生時にはリサイズ前のサイズに戻るため、再生自体には問題ないが、
リサイズさせた画像を拡大するため画質は粗くなる。

ダウンウォーターマーク
フレームをリサイズする際の最高上限率を決める。
データレートバッファのパーセンテージがこの値よりも低い場合、
エンコーダは内部でフレームを縮小する。

データレート自体かなり下げないとこの機能が働かないので、ストリーム向け。
そのため通常はチェックする必要が無い。
ちなみに確認したのはデータレートを10KB/sにした時に
動きの激しいシーンでは、1フレームのインターレースが2〜3ピクセルになっていた。

アップウォーターマーク
フレームをリサイズしない際の最低下限率を決める。
データレートバッファのパーセンテージがこの値よりも高い場合、
エンコーダは内部でフレームをリサイズせずに処理をする。

ダウンウォーターマークとアップウォーターマークの間に位置するパーセンテージは
画質が落ちるが、リサイズしていないというイメージ。
アップウォーターマークの役割がハッキリしない。

データレート自体かなり下げないとこの機能が働かないので、ストリーム向け。
そのため通常はチェックする必要が無い。
ストリームパラメータ
以下の項目はGeneralタブにてCBRを選択した時に利用が可能となる。

最大ビットレート (Max Bitrate)
 ストリーム中の最大ビットレートを指定する。

先読みバッファ (Prebuffer)
 ストリームの再生開始前にあらかじめプレーヤーに読み込ませるバッファの時間。

最適バッファ (Optimal Buffer)
 あるフレームが設定データレート以上だった場合、
 再生の維持をするために確保しておくバッファの時間。

最大バッファ (Max Buffer)
 最大バッファ時間。TrueCast Serverでストリーム配信する場合に使われる。
2-pass セクションデータレート
以下の項目はGeneralタブにてエンコードモードが
「Two Pass」の2回目にエンコードをする時に利用が可能となる。

レート変動のしやすさ
 シーンごとのデータレートを1Pass時とどれだけ変更してよいか。
 最大は100パーセントまで指定可能。

最小セクション
 指定データレートに対して、どれだけ画像のデータレートを落として良いかの最小値。

最大セクション
 指定データレートに対して、どれだけ画像のデータレートを上げて良いかの最大値。
 最大値は1000まで。
設定ファイル
上記で設定したパラメータを保存して、随時読み出すことが可能となるファイルを作成する。
1st passファイル
2passエンコードをする際の1回目のエンコードログを保存するファイルを決める。
2回目のエンコード時は、そのログを指定して読み込む必要がある。
キーフレーム
Generalタブのキーフレームの間隔と同じ。
この設定とGeneralタブのキーフレームの間隔の値の小さい方が優先される。
データ率
指定データレートを決める。エンコードの画質に関わる重要項目。
750〜1000KB/sを指定しておけば大抵、保存向けの画質ができる。
それ以上になると大差が無くなり、それ以下は画質の劣化が激しくなる。