データ容量と画質の比較 (VP6)

VP6の設定によるデータ容量の違いを調べてみました。
設定項目
エンコードモード … One Pass - Best Quality
利用用途 … ローカルで再生 (VBR)
ソース … プログレッシブ
自動キーフレーム挿入 … 有効
キーフレームの間隔(最大) … 9999
Undershoot (% target) … 90
指定データレートノイズ低減量子化設定容量画質
500KB/sオフ4〜5645.4MB最悪
780KB/sオフ4〜5670.3MB悪い
1000KB/sオフ4〜5686.4MB普通
1500KB/sオフ4〜56109MB良い
2000KB/sオフ4〜56125MB良い〜最良
780KB/s24〜5668.9MB悪い〜普通
44〜5668.0MB悪い〜普通
64〜5666.5MB最悪〜悪い
オフ4〜6370.4MB悪い
評価による詳細情報
指定データレート (結論:保存ならデータレート1000KB/s、高画質保存ならデータレート1500KB/s)
ノイズ低減 (結論:2〜4にした方がノイズの取れ具合が良い)
量子化設定による違い (結論:デフォルトの4〜56を動かさない方が無難)

品質レベルによる画像の違い
下の画像は、とあるアニメの1場面を縦2倍・横2倍に拡大したものです。
画像をクリックすれば別ウィンドウにて画像が640x480のサイズで表示されます。
評価の対象として指定データレートを2000KB/sにしてエンコードした画像です。
指定データレート 2000KB/s
[評価の基準]

右の男の髪(赤枠)
モスキートノイズの多さ

背景の境界線(青枠)
輪郭線の明確さ

[評価]
DivX5.1.1と近い画像を出していて、WMV9に比べるとぼやけている感じ。
それぞれの似ている画像はDivX5.1.1ならQB98WMV9なら品質レベル90といったところ。

[データレートについての補足]
指定データレートを2000KB/sとしたにもかかわらず、できたのは1395KB/sでした。 これ以上データレート要らないってことだろうか?
指定データレート 1500KB/s
[評価]

右の男の髪
モスキートノイズの発生が大分抑えられている。

背景の境界線
境界線が2000KB/sと比べて少しぼやけているが、あまり分からないレベルでクッキリしてると言える。

総評
指定データレートを2000KB/sとした時と大して変わらない。 高画質保存をするならこの設定。

[データレートについての補足]
指定データレートを1500KB/sとしたにもかかわらず、できたのは1221KB/sでした。
指定データレート 1000KB/s
[評価]

右の男の髪
モスキートノイズが少し発生している。 指定データレート780KB/sの画像と大差が無い。

背景の境界線
輪郭線はくっきりしている。
総評
指定データレート780KB/sの画像にシャープ性を持たせたという感じ。 保存するなら容量の面からして一番適している。

[データレートについての補足]
エンコード後のデータレートは962KB/s。誤差は4%
指定データレート 780KB/s
[評価]

右の男の髪
モスキートノイズが少し発生している。

背景の境界線
輪郭線は少々ぼやけている。ノイズも少し見受けられる。

総評
指定データレート500KB/sの画像よりは改善されている。 ノイズの発生は抑えられているものの、シャープ性に欠けるので ぼやけて回避している印象を受ける。

[データレートについての補足]
エンコード後のデータレートは783KB/s。誤差は1%以内。
指定データレート 500KB/s
[評価]

右の男の髪
非常に多いモスキートノイズが発生している。画質も崩れすぎ。

背景の境界線
輪郭線がかなり曖昧。

総評
画像自体の破綻が大きく使い物にならないレベル。利用価値が無い。

[データレートについての補足]
エンコード後のデータレートは506KB/s。誤差は1%強。

ノイズ低減の有無による違い
下の画像は、とあるアニメの1場面を縦2倍・横2倍に拡大したものです。
画像をクリックすれば別ウィンドウにて画像が640x480のサイズで表示されます。
評価の対象としてすべて指定データレートを780KB/sにしてエンコードした画像です。
ノイズ低減 オフ
[評価の基準]

右の男の髪
モスキートノイズの多さ

背景の境界線
輪郭線の明確さ
ノイズ低減 2
[評価]

右の男の髪
ノイズ低減オフの画像に比べてモスキートノイズが減っている。

背景の境界線
境界線周りのノイズが取れて、少しクッキリした感じ。

[評価]
指定データレート1000KB/sの画像には及ばないものの、付けたほうが良い印象を受ける。
ノイズ低減 4
[評価]

右の男の髪
ノイズ低減2の画像に比べてぼやけてノイズを取っているという印象を受ける。

背景の境界線
ノイズ低減2の画像に比べて大差が無い。

[評価]
ノイズ低減2の画像に比べて、ほとんど差が無いという結果。 データ容量が若干減るという面から考えてつけても良いが、若干シャープ性に欠けてしまう。 しかし動画を見ている分には分からないレベル。
ノイズ低減 6
[評価]

右の男の髪
モスキートノイズが逆に増えてしまって、輪郭線が崩れてしまっている。

背景の境界線
ノイズ低減4の画像に比べて大差が無い。

[評価]
画像がぼやけてしまい、ノイズが増えてしまっている印象を受ける。使わないほうが良い。
量子化設定による違い
下の画像は、とあるアニメの1場面を縦2倍・横2倍に拡大したものです。
画像をクリックすれば別ウィンドウにて画像が640x480のサイズで表示されます。
評価の対象としてすべて指定データレートを780KB/sにしてエンコードした画像です。
量子化設定 4〜56
[評価の基準]

右の男の髪
モスキートノイズの多さ

背景の境界線
輪郭線の明確さ

[補足]
On2のPDFに、4〜63の設定はデータ容量を小さくする時に良いと書いてあったので試してみた。 それだったらデフォルトで4〜63にしてくれればいいのに…。
量子化設定 4〜63
[評価]

右の男の髪
違い分かりません。

背景の境界線
違い分かりません。

[評価]
違いがほとんど分からない。ただ右の男の首筋が少々かすれている。 この設定にしないほうが良い。